INTERVIEW

「お節介を大事に」を
モットーに
子どもたち一人ひとりの
信頼関係を築く。

長谷川羽曳野学園・指導員/2021年入職

Naoki Murano

村野 直紀

仕事の内容を教えてください

指導員として、子どもたちの生活を支える

長谷川羽曳野学園には女子フロアが1つ、男子フロアが2つあります。僕は男子フロアを担当し、指導員として子どもたちと一緒に遊んだり、食事をしたり、共に過ごす時間を大切にしながら生活支援をしています。日中はなかなか個別の時間を取ることが難しいので、夜眠る前には、小学生の子どもたちと1対1で過ごす時間を確保しています。
夜眠ることに不安があったり、一人で過ごす時間に自分の気持ちが整理できなくなったり、そんな子どもたちも落ち着いて眠りにつけるよう、個々の時間を大切にしています。特に、入所したての子どもは新しい生活に慣れるまで、本音を表現しづらいですよね。生活を重ねながら関係性を気づいていく中で、不安な気持ちや実は思っている本音を聞くことができます。

仕事の内容を教えてください

みおつくし福祉会に入職を決めたきっかけは?

さまざまな職種の職員と共に支援ができる場所

学生の頃から「子どもに関わる仕事がしたい」と考えていました。教育学部の大学に通い、教員免許を取得。勉強をする過程で「集団よりも個々の子どもたちの生活に寄り添いたい」という思いが芽生え、就職先を調べる中で、みおつくし福祉会の存在を知りました。
さまざまな分野で福祉事業を展開しているみおつくし福祉会には、児童心理治療施設と児童養護施設という2つの施設があります。どちらの施設も見学した後、長谷川羽曳野学園で働きたいと決意しました。その理由は、みおつくし福祉会が運営を開始してまもないタイミングだったからです。その際、様々な施設から沢山の職員の方々にご協力いただいたと聞いて、この環境なら幅広い分野の知識を身につけながら仕事に取り組めるのではと思いました。

みおつくし福祉会に入職を決めたきっかけは?

成長を感じていることは?

不慣れな経験こそが自身の新たなスキルに繋がる

入職1年目は全てが初めての経験ばかりで戸惑うことも多くありました。学生時代、教育の勉強はしてきましたが、福祉については分野外だったからです。そんな中、先輩職員の親身な指導によって目の前の仕事に1つ1つ取り組むことで乗り越えることができました。
現在4年目になりますが、年数を重ねるごとに「自分には何が分からないのか」が見えてくるようになったり、後輩職員に教える立場になることで、アウトプットを通して知識が整理されたり、自分の考えをしっかりと持てるようになった点には大きな成長を感じています。
また、入職当時は当たり障りのない接し方をしていた子どもとの関係性も、信頼関係が築けている実感があり、一歩踏み込んだ会話ができるようになりました。

成長を感じていることは?

成長を支えた要因は?

福祉の道を選んだ今、感じる成長の喜び

長谷川羽曳野学園の施設長は「お節介を大事に」というモットーを掲げています。このモットーが職員全員に浸透しているため、分からないことがあれば1人で抱え込まずに相談できる、そんなアットホームな環境です。
また、心理士や事務職員、調理員との連携も非常に強く、経験豊富な先輩職員と若手スタッフが協力し合いながら、1つのチームとして支援に取り組めています。施設全体の様子はいつも情報共有が行われ、多角的な視点でアドバイスが受けられるので、自身の成長に大きく繋がっています。

成長を支えた要因は?

仕事をするうえで大切にしていることは?

学びを活かした信頼の絆

やはり勉強は大事だなと実感しています。例えば、発達障害についての本を買って読んだり、子どもと同じテーマで話せるように、流行りの漫画やアニメを観たりすることもあります。
子どもたちは、様々な事情があってここで暮らしています。大人に対する不信感の強さから、向き合うことの難しさを感じる場合もありますが、何事も一緒に取り組んでみたり、話があったら親身に相談に乗ったり「絶対に僕たち大人はあなたの味方だよ」という想いを、行動で示すことを大切にしています。
そうした過程で、まったく会話のやりとりが返ってこなかった子どもが徐々に話してくれるようになったときなど、変化が見えるとやはりとても嬉しいです。

スケジュール

ある日のスケジュール

  • 9:00

    出勤

    生活空間(フロア)に入る前に、子どもの様子などを記録したケース記録を確認し、フロアへ移動して夜勤の職員と引継ぎを行います。

  • 学習時間

    9時~10時までは学習時間です。子どもたちの宿題を見ています。

  • 10:00

    フロアで自由時間

    自分の部屋や遊び部屋など、フロア内で子どもたちの好きな遊びを見守ります。
    子どもと遊び、話を聞く中で変わった様子がないか等を把握し、支援しています。

  • 外やプレイルームで自由時間

    子どもと一緒に外でドッチボールやサッカーなどの運動をしたり、 プレイルームで活発に体を動かしたりして過ごします。

  • 12:30

    昼食

    手洗いうがい、着替えをした後、調理員手作りの昼食を食堂で一緒に食べます。
    投薬管理を行うこともあります。

  • 13:00

    フロアで自由時間

    歯磨きをし、フロア内で午前中のように過ごします。夜勤の職員が出勤したタイミングで、これまでの子どもの様子を引継ぎます。

  • 15:00

    おやつ

    子どもたちはおやつを食べて休憩します。この時間帯に限ってではないですが、フロアの職員同士で調整を行い、ケース記録や行事の計画書作成などを行います。

  • 15:30

    外やプレイルームで自由時間

    午前中と同じように、外やプレイルームで遊びます。怪我などの通院対応や外出に付き添うこともあります。

  • 16:45

    退勤

    退勤前に、ケース記録の作成や職員への引継ぎを行います。

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