INTERVIEW/私たちを知る
「おいしかったよ!」
そう言ってくれる
子どもたちの笑顔が
一番の原動力。

東喜連保育園・調理員・2017年入職
木村彩花KIMURA AYAKA

ダミー

多彩な学びの場がある、
充実した環境。

食べることも、料理することも、子どもも大好きでしたので、高校生の頃から「保育園の調理員になる」というのが夢でした。
数ある保育園の中から東喜連保育園を選んだ理由は、学生時代に授業の一環として実習で訪れた時の印象がよかったからです。1週間ほどお世話になったのですが、その時の子どもたちの生き生きとした表情や楽しそうな姿が忘れられなくて。
入職してからは、食育や衛生、アレルギーなど、様々な研修プログラムが用意されているので、園や自分のためにしっかりと学ぶことができました。こういった研修はみおつくし福祉会16カ園の先生ともふれあうことのできる、とてもよい機会なんです。私は1年目の時から「おにぎりで人気の具は何?」など、同期同士でたくさん話しをしてコミュニケーションをとっていました。そのうち新しいアイデアが出てくることもあるので、とても大切な学びの場となっています。

ダミー

子どもたちに、食べることの楽しさや喜びをいっぱい伝えたい。

給食に欠かせない調理室は、ガラス張りになっています。食堂に隣接しているので、子どもたちは厨房で作業している私たちの姿をすぐ近くから見ることができるんですよ。調理室には、短時間で様々なものが作れるスチームコンベクションオーブンはもちろん、作りたての料理を急速冷却できるブラストチラーもあります。設備や調理器具が揃っていると、献立の幅が広がるのですごくありがたいですね。
年齢に応じた食事を通して、子どもたちの成長を間近で感じることができるのもこの仕事の魅力。お粥しか食べていなかった子どもたちが、だんだん大きくなり、いろんなものを食べられるようになっていく……とても感慨深いです。ほかにもこの間、保護者の方に「おうちではこんなに野菜を食べないんですよ。でも給食ではいっぱい食べてますね」って言ってもらえた時は、正直、めっちゃうれしかった(笑)。
人気のメニューは、から揚げやカツカレー、ハヤシライス、ラーメン、おにぎりなどです。ハヤシライスは実は私が考えたオリジナルメニュー。小麦や乳成分などにアレルギーがある子どもたちでも食べられるように、固形ルーを使っていません。酸味を押さえてあるので、なかなか人気があるんですよ。
気付けばいつも頭の片隅で献立のことを考えています。食べることが本当に好きなので、食べ物のことばかり考えているのかも(笑)。でも結果的にそれが仕事に生かされていると思います。この間もマリトッツォを作ったら、子どもたちに大好評でした。

ダミー

自分自身を磨きつつ、心の財産を増やせる場所。

園児たちから言われて一番嬉しいのは「おいしかった!」です。「先生たちが作る給食やおやつが一番おいしい!」って言われたら、心から「ありがとう!」って思います。そしてそこには今日のメニューが特別おいしかったということだけでなく、「先生たちが作ってくれるからおいしいんだよ」っていう意味合いも含まれていて……それはすごく嬉しかった、ちょっと泣きそうになるぐらい。
自分で考えて提案して、いろいろ自分から発信できる風通しのよさもこの園の魅力の一つ。新しいことに挑戦できる環境で、自分自身、毎年アップデートしている感じですね。子どもたちからもらえるエネルギーもいっぱいあって、やりがいのあるとても楽しい仕事です。